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アスベスト規制と法律:解体工事業者に求められる基準とは?

建築業界でのキャリアップをお考えの皆さん、株式会社イハカイはあなたのスキルを存分に活かせる場をご用意しています。当社は鳥取県鳥取市を拠点に、解体工事や改修工事、アスベスト除去作業といった幅広い業務を展開しています。

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解体工事を行う際、アスベスト(石綿)を含む建材の取り扱いは、法的な規制と安全対策が厳しく求められています。アスベストは吸い込むことで深刻な健康被害を引き起こす可能性があり、適切な対応が不可欠です。本記事では、アスベスト規制に関連する法律や解体工事業者に求められる基準について詳しく解説します。


アスベストとは?

アスベストは、天然に存在する鉱物繊維で、耐熱性や耐久性に優れているため、過去には建材や断熱材として広く使用されていました。しかし、微細な繊維が空気中に浮遊し、それを吸い込むと肺がんや中皮腫といった健康被害を引き起こすリスクがあることが判明し、現在では使用が禁止されています。


アスベストに関する法律と規制

アスベストを含む建材の解体・撤去工事には、さまざまな法律と規制が関わっています。主なものを以下にまとめます。

1. 労働安全衛生法

労働者をアスベストの健康被害から守るための法律です。

  • 事前調査義務:解体工事を行う前に、アスベスト含有建材の有無を調査する必要があります。
  • 特定粉じんの取り扱い:アスベストを含む建材の除去には、専用の防護具や設備の使用が義務付けられています。

2. 大気汚染防止法

アスベストの飛散を防ぐための規制を定めています。

  • 飛散防止措置:解体作業時にアスベストが外部に拡散しないよう、湿潤化や密閉作業を行う必要があります。
  • 届出義務:アスベスト含有建材を撤去する場合は、事前に自治体へ届け出を行わなければなりません。

3. 建設リサイクル法

建設廃棄物の適切な処理とリサイクルを目的とした法律です。

  • アスベスト含有建材は、通常の廃棄物とは別に、安全に処理する必要があります。

4. 廃棄物処理法

アスベストを含む廃棄物は、特別管理産業廃棄物として厳格に管理されます。

  • 適正処理義務:専門業者に依頼し、法令に基づいて処理を行わなければなりません。

解体工事業者に求められる基準

アスベストを扱う解体工事業者には、以下の基準が求められます:

1. 専門的な知識と技術

アスベスト規制に関する知識を持ち、法令遵守を徹底することが必要です。作業員には、適切な教育と訓練が行われているかが問われます。

2. 事前調査の徹底

アスベスト含有建材の有無を確認するための事前調査を行い、必要に応じて専門の調査機関に依頼することが推奨されます。

3. 飛散防止措置の実施

湿潤化や密閉作業など、作業中のアスベスト飛散を防ぐ具体的な対策を講じることが求められます。

4. 届出・報告の徹底

作業開始前に必要な届出を行い、適正な処理が完了したことを関係機関に報告します。

5. 適切な廃棄物処理

アスベスト廃棄物を特別管理産業廃棄物として処理し、処理の記録を保管します。


アスベスト対応工事の流れ

  1. 事前調査
    • 建材サンプルを採取し、専門機関で分析。
  2. 計画書の作成
    • アスベストの撤去方法や安全対策を明記。
  3. 届出と承認
    • 自治体や関係機関に作業内容を提出。
  4. 解体作業
    • 防護具や専用設備を使用し、厳格な安全基準のもと作業を実施。
  5. 廃棄物処理
    • アスベスト含有廃棄物を適切に処理。
  6. 報告書の提出
    • 作業終了後、必要な書類を関係機関に提出。

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